「相手へ尽くし上手だけど、愛されると逃げたくなる矛盾タイプ」(タイプ6)|恋愛トリセツ(恋愛向け性格診断)

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“愛したいけど、愛されすぎると苦しくなる”あなたへ

恋愛では相手のために全力で尽くすのに、相手から強く求められると急に逃げたくなってしまう–そんな矛盾した感情に心が揺れるあなた。愛されることは嬉しいはずなのに、重たく感じたり、自分が見失われるような不安を抱えたりしてしまうことも。あなたが持つ“愛する力”と“自由を求める心”をバランスよく活かすためのヒントをお届けします。

尽くす愛と、逃げたくなる愛のあいだで揺れる恋愛傾向

あなたは相手の気持ちをよく読み取り、喜ばせたいという気持ちで自然と尽くすことができます。思いやりがあり、繊細な心を持っているため、相手に尽くすことで愛を表現します。しかし、愛される側に回ると、自分の領域を侵されるような感覚を覚え、無意識に距離を取ろうとしてしまうことも。相手からの強い愛情表現が負担になってしまうのは、あなたがとても感受性が豊かだからこそです。

Ⅰ.私の恋人としての魅力

「優しさ」「思いやり」「自立心」「控えめな愛情表現」。
——これが私の最大の魅力です。
べたべたした関係より、程よい距離感のある関係が得意です。
恋愛は好きですが、自分の時間や空間も大切にしたいと考えます。
行動で愛を示します。
相手を支えるために、さりげなく気を配ったり、相手を助けたりします。
深い愛を持ちながらも、重たくならない関係を築けます。
恋愛に依存せず、お互いが心地よくいられるように考えて行動します。

Ⅱ.これを言われる&これをされると恋に落ちる

「君のペースでいいよ」と距離感を尊重してくれること。
愛情を注ぎたい気持ちがあるけれど、踏み込まれすぎると戸惑うことも。「無理しなくていいよ。でも、君の気持ちはちゃんと伝わってる」と適度な距離を取りつつ、ちゃんと受け止めてくれる人に沼る。
「お礼とかいらないよ、ただ君がいてくれるだけで嬉しい」と言われると恋に落ちる!
何かをしないと愛されないかも…と考えがちなタイプだから、「何もしなくても君が大好き」と言われると、一気に心を開く。
愛情を押しつけずに伝えてくれる。
「好きだよ」と言われるのは嬉しいけど、重すぎるとプレッシャーに。「君のことを大切に思ってるよ」と、ふんわりとした愛情表現が心地よくずっと一緒にいたい気持ちになります。

Ⅲ.「使用上の注意―恋愛での注意点!これをされると幻滅しちゃう―」

愛情を押し付けられること。
好きな人には尽くしたいけれど、必要以上に踏み込まれると自分のペースが乱され、モヤモヤが溜まります。深い愛情は持っているので、愛を疑わず押し付けてこないでください。
過度に束縛されること。
自由な時間や空間がないと、恋愛が負担に感じてしまいます。「どこにいるの?」「何してるの?」と詰められると、気持ちが冷めてしまうことも…。
「もっと甘えてほしい」と強要されること。
本当は甘えたい気持ちがあるものの、無理に「もっと頼って」と言われると、逆にどうすればいいか身構えてしまいます。

Ⅳ.故障のときー恋愛すれ違いがあったとき、落ち込んでいるときの対処法

ペースを尊重し、ただそばに寄り添ってくれる。
落ち込んでいるときや辛いときは、人で考えたいときも。「無理に話さなくても大丈夫」といつまでも待つ姿を見せると落ち着きを取り戻しやすいです。
愛情を押し付けすぎない。
すれ違いがあったとき、「すごく好きだよ!だから君ももっと好きって言って!」と求められると、逆に心を閉ざしてしまいます。「大切に思っているよ」と、安心できる言葉をほどよく伝えるのが◎。
謝るべきときはシンプルに謝り、長引かせない。
感情的なやりとりを続けるとどんどん距離を取りたくなるタイプ。「言いすぎちゃったね、ごめんね」とシンプルに伝え、その後は普通に接するほうが関係を修復しやすいです。

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Ⅴ.関係を深めるためには(恋人が意識しておくと、長く良い関係が築けるポイント)

一人の時間を大切にしながらも、適度に関わる。
人にとって良い距離感を見つけていくと◎。
感謝は積極的に伝える。
好きな人に尽くすことが好きなので、受け取った思いやりに対しては、「ありがとう」「いつもやってくれているね」と積極的に感謝を言葉に出しましょう。
愛情の形に正解はないと知る。
「深い関係=負担」と感じることもあるタイプ。「好きだからもっと一緒にいたい!」と強く求めるより、「君のペースで大丈夫だよ」相手のペースを尊重すると、より自然に愛が深まる。

Ⅵ.もっと魅力的な自分になるために―あなた自身を磨きいい恋愛をするために―

距離感を恐れず、安心して向き合う。
愛したい気持ちがあるのに、深い関係になると距離を取りたくなるあなた。自分が「愛される」ことを恐れず、「この人となら一緒にいても大丈夫」と少しずつ信じていくことで、より等身大の恋愛ができます。
無理に尽くさなくてもいいと知る。
「相手のために何かしなきゃ」と考えがちですが、「一緒にいるだけで十分」と思えると、恋愛がもっと楽になります。肩の力を抜いてもあなたは愛される存在なのです。
心地よいペースで愛を伝える。
急に相手との距離を縮めようとすると自分でも戸惑うことがあるため、「少しずつ愛情を示す」ことを意識しましょう。小さな植物を育てるイメージで、あなたとパートナーの愛を育てましょう。恋愛に焦りは禁物です。

“追いかける余白”があるとき、恋心は燃える

あなたがときめくのは、少しミステリアスで自立した相手。どこか放っておけない魅力を感じたり、全てを明かしすぎない相手に惹かれます。また、感謝や尊敬の気持ちをしっかり言葉で返してくれる人に対しては、「この人にはもっと尽くしたい」と思えます。ベタベタしすぎず、程よい距離感を保ってくれる相手が理想です。

愛されることに息苦しさを感じたときのすれ違い

愛されることは本来嬉しいはずなのに、相手の期待や依存が強くなると息苦しく感じてしまうことがあります。その結果、自分でも気づかないうちに相手を避けたり、突然冷たく接してしまうことも。自分のペースや自由を尊重してくれる関係性でないと、心のバランスを保ちにくくなります。

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安心・不安・回避の3タイプで読み解く恋愛のクセ

“愛着スタイルとは、幼少期の親との関係性をもとに形成された「人との関わり方のクセ」。恋愛にも大きな影響を与えます。

  • 安心型:安定した愛情関係を築きやすく、信頼関係を大切にします。自己肯定感が高く、相手にも寛容です。
  • 不安型:相手の気持ちに敏感で、常に「嫌われたくない」と不安になります。依存や過剰な確認行動を取りがちですが、本来は強い共感力の持ち主。
  • 回避型:他人に依存せず、感情表現を控えがち。近づかれることに不安を感じ、距離を取りやすい傾向があります。”

 本当の恋愛傾向が見えてくる、エニアグラム性格診断

エニアグラム(Enneagram)は、人間の性格を9つの基本タイプに分類する性格理論で、自己理解や他者理解を深める手段として、ビジネス、教育、心理カウンセリングなど幅広い分野で活用されています。「エニアグラム」という言葉はギリシャ語の「エネア(9)」と「グラム(図)」に由来し、円に9つのポイントが配置された独特の図形(エニアグラム図)によって視覚的に表されます。

エニアグラムの起源は明確ではありませんが、その概念の一部は古代ギリシャやイスラム神秘主義(スーフィー教義)に遡るとも言われています。20世紀になって体系化され、現代のエニアグラム性格論に最も大きな影響を与えたのが南米チリの精神科医クラウディオ・ナランホ(Claudio Naranjo)です。彼はボリビア出身の神秘家オスカー・イチャーソ(Óscar Ichazo)から学んだ知識をもとに、心理学と統合し、現代的な9タイプ理論としてエニアグラムを発展させました。

9つの性格タイプにはそれぞれ「根源的恐れ」と「根源的欲求」があり、それに基づいて性格の動機や行動パターンが形成されます。例えば、タイプ1は「間違うことへの恐れ」から「正しさ」を追求し、タイプ2は「愛されないことへの恐れ」から「人の役に立ちたい」という欲求を持ちます。このように、エニアグラムでは外面的な行動よりも「内面の動機」に重きを置きます。

さらに特徴的なのは、性格は固定されたものではなく、ストレス状態や成長状態によって他のタイプへ一時的に変化するという「動的なモデル」を採用している点です。たとえば、タイプ3(達成者)はストレス時にタイプ9(平和主義者)のように無気力になり、成長時にはタイプ6(忠実な人)のように仲間を大切にする姿勢が強まるとされます。

また、隣接するタイプに影響を受ける「ウィング(翼)」の概念も重要です。タイプ5の人はタイプ4(感受性)かタイプ6(安全志向)のいずれかの要素を部分的に持ち合わせており、同じタイプでも個性の幅が広がります。

エニアグラムは単なる性格分類にとどまらず、「自我の防衛パターン」や「無意識の欲求」に向き合う深い心理的ツールであり、自己成長の道筋として活用される点が、多くの自己分析ツールと異なる大きな魅力です。

“自分らしさ”を守りながら愛を育てる恋のかたち

あなたにとって大切なのは、“愛されること”よりも“自分で選んで愛すること”。だからこそ、相手にも依存しすぎず、お互いに尊重し合える関係を築くことが理想です。「こうあるべき」という期待を手放し、「こうありたい」と素直に伝え合える関係を目指しましょう。逃げたくなったときは、一度立ち止まって“なぜ苦しくなったのか”を言葉にしてみることが、恋を長続きさせるカギになります。


自分に当てはまるところ、ありましたか?
あなたの恋愛スタイルには、あなただけの魅力と課題がたくさん詰まっています。
今回のタイプ紹介を読んで、「わかる気がする」「ちょっと違うかも」と感じたことも、すべてがあなただけの大切な個性です。

恋愛は、正解がないからこそ難しく、だからこそ面白いもの。
自分の強みや傾向を知ることは、もっと自由で、もっと幸せな恋をするための第一歩です。

もしあなたが、
「本当の私はどんな恋愛傾向を持っているんだろう?」
「自分の魅力をもっと深く知りたい」
そんなふうに思ったなら——
ぜひ、あなただけの取扱説明書【恋愛トリセツ】を手に入れましょう。

 

完璧を求めがちな誠実タイプ 高い理想と不安の間で揺れる、真面目な努力家タイプ クールに見えるけど、本当は深い愛情を持つ慎重派タイプ 愛情深く、支え合えることを大切にする思いやりタイプ 大切な人を想い尽くし、愛されることで安心したい情熱家タイプ 相手へ尽くし上手だけど、愛されると逃げたくなる矛盾タイプ 成功と成長を大切する肩の力を抜かないストイックタイプ 愛されるために頑張りすぎてしまう努力家タイプ 目標に向かって突き進む、恋愛には少し慎重な戦略家タイプ 感受性が豊かで、ロマンチックな恋愛を求める芸術家タイプ 愛に情熱的で、心の動きを大切にするドラマティックタイプ 個性的で唯一無二の恋愛ができるが、深く関わることに勇気が必要な繊細タイプ 知的で冷静、恋愛でも慎重に向き合うタイプ 愛されたい気持ちと、1人でいたい気持ちの間で揺れる繊細な知性タイプ 知的で理性的!自分の時間を大切にするクールタイプ 慎重だけど誠実、信頼を何よりも大切にする堅実タイプ 愛されているかを確かめたくなる、慎重な情熱家タイプ 慎重で冷静、距離感を大切にする頭脳タイプ 明るくポジティブ!人生と恋愛を楽しむ自由人タイプ 楽しい恋がしたい! でも、心のどこかで不安を感じやすい感情豊かなタイプ 恋も人生も軽やかに! 深刻になりすぎないカジュアル恋愛タイプ 恋も人生もパワフルに!愛する人を全力で守る情熱的リーダー 強く愛し、強く求める!恋に全力投球タイプ 強さと自立した恋愛スタイルを貫く、クールな情熱タイプ 穏やかで癒し系、でもちょっとマイペースなおっとりタイプ 癒し系で平和主義、でも本当は愛されているか気になりやすい繊細タイプ のんびり屋で穏やかな癒し系だけど、急に深い話をされるのは苦手な慎重派

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